温泉に入る時、体を隠したり洗ったりするためにタオルを持ち込みます。
体を洗い終え湯船に入る時、湯船の中にタオルをつけてはいけないことは、ご存じの方も多いでしょう。
テレビの温泉番組では、体にバスタオルを巻き付けて入浴しているシーンを見ますが、あれは実際にはマナー違反です。
ではタオルはどこに置くのが正解なのでしょう?
ここでは温泉での正しいタオルマナーについて書いていきます。
温泉でなぜタオルを湯船に入れてはいけないの?

湯船に入るときも、恥ずかしいので体を隠したいところです。
お腹の贅肉をさり気なく隠したいですし、大事なところを隠すのはマナーでもありますが、湯船に浸かるときはやはりタオルをとらなければなりません。
理由はタオルの汚れが湯船に入らないため。
湯船に入る前、体を洗う時に使った石鹸のカスがタオルに付いていたりして、その汚れがお湯に混じってしまうのを防ぐためです。
誰でもきれいなお湯に浸かりたいですからね。
温泉でのタオルの置き場所1

温泉でよく見かけるのが、タオルを頭に載せて湯船に使っている人です。
温泉の縁にじかに置くのは衛生的に不安ですが、自分の頭の上ならそんな心配はありません。
それにタオルをなくしてしまうこともないです。
また、冷水で絞ったタオルを頭の上に置いておくとのぼせ防止にもなって、一石二鳥です。
温泉でタオルの置き場所2

温泉によっては、専用の置き場があることもあります。
慣れている人はプラスチック製の小さいかごを持ち込んで、その中に自分専用のシャンプーやトリートメント、洗顔料などと一緒にタオルも入れて置き場に置いてから、湯船に浸かります。
とても信じられませんが、中には置き場所の取り合いをする人もいるようです。
また盗難の心配もあるので、あまり高級なシャンプーやトリートメントなどと一緒に湯船から離れた置き場に置いておくのは不安かもしれません。
そんなことでせっかくの温泉が台無しにならないようにしたいものです。
温泉でタオルはどこに置く?まとめ
温泉の湯船でのタオルの置き場所は、自分の頭の上か、専用の置き場所に置く人が多いようです。
ただ、マナーと言っても決まりはありませんので、自分が安心できて好きな場所、他人に迷惑をかけない場所であればどこでも良いのではないでしょうか。
タオルをお湯につけないで、自分も他人も温泉をめいいっぱい楽しむ。
これが一番大事なマナーと言えるでしょう。