スピード違反をしてしまった場合、違反点数といわれるものがあります。点数によっては免停(免許停止)や免取(免許取り消し)といった処分があります。罰金も支払わなければいけません。
そこでスピード違反をした場合、どのような仕組みで処分がきまるのか、そして点数はいつどうなったら消えるのかお伝えします。
スピード違反した時の点数って?
スピード違反をすると点数がどうとか、点数によって免停や免取になってしまうということを聞きますが、スピード違反をすると点数が加算される仕組みになっています。そのため、点数が高いほど悪いということです!!
人生の中であらゆる試験やテストは基本的に点数が高いほど良いとされてきましたが、運転免許については真逆です。累計で処罰が決まります。
具体的には過去3年以内の違反点数の累積が6点に達した時点で、30日の免許停止処分という罰則になっています。
さらに違反が繰り返されないように行政処分前歴がある場合は、処分前歴が多いほど処分基準が下がります。
スピード違反の具体的な加点点数
スピード違反は超過速度によって加点点数が異なります。
一般道路でのスピード違反点数
超過速度範囲 | 反則点数(普通車) |
20km/h未満 | 1点 |
20km/hから25km/h未満 | 2点 |
25km/hから30km/h未満 | 3点 |
30km/hから50km/h未満 | 6点 |
50km/h以上 | 12点 |
高速道路でのスピード違反
超過速度範囲 | 反則点数(普通車) |
20km/h未満 | 1点 |
20km/hから25km/h未満 | 2点 |
25km/hから40km/h未満 | 3点 |
40km/hから50km/h未満 | 6点 |
50km/h以上 | 12点 |
6点で免停になりますので気を付けてください。
あくまで累計なので、20km/h未満のスピード違反が6回あれば、これでも免停になります。
スピード違反の点数は消えるの?
累計ということで永遠に増え続けてしまってはずっと車を運転することができない!!と思ってしまいますが、スピード違反だけでなく他の交通違反をしてから1年間無事故・無違反で過ごせば0点にリセットされます。
また過去2年以上無事故・無違反だった場合に限りですが、3点以下の違反はその後3ヵ月間を無事故・無違反であれば、反則点が0点に戻る特例措置もあります。
30日間の免許停止処分を受けた人は、違反者講習を受けることでも累積点がリセットされます。
ただし、累積点数は消えたとしても違反歴は残っています。違反してしまうとゴールド免許を取得するには最後の違反日から数えて5年間を無事故・無違反で過ごさなくてはなりません。
まとめ
制限速度や法定速度は道路の環境によって設定されています。それは多くの人が安全と便利の両立ができるように定められています。車は便利ですが、運転手の身勝手やルール違反によって交通事故が起き、大けがをしたり、命を落とす人がいます。違反点数はあくまで悲しい事故が起こらないように定められたものです。ルールを守り、カーライフを楽しみましょう。
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