家族の死は、たとえ長寿を全うしたとしても悲しいものですよね。
死亡する前には入院していた、または入院している場合が多いと思いますが、入院中は医師や看護師にとてもお世話になったはずです。
残念ながら亡くなってしまったとしても、これまで精いっぱい治療に専念してくれた医師や看護師に対してお礼の手紙を送りたいと考えるでしょう。
その時に、どうやって書けばいいのか悩みますよね。
今回は、医師への手紙の例文を、死亡した場合に誰が書くのか、どのように書いたらいいのかまでご紹介していきます。
死亡した際医師への手紙の例文とは
入院中はお世話になった医師に対して、どのようなお礼状を書いたらいいのか、手紙の例文をご紹介します。
まずは冒頭。「拝啓」などの言葉と季節のあいさつを書きます。それから、死亡した事実を書き、入院中にお世話になった感謝の気持ちを述べましょう。
これだけでも十分ですが、残された家族がこれからどうしていくのか、医師の体も気遣う言葉を添えると親切ですね。
最後に結語で締めくくり、書いた日付と名前を書きましょう。
例文:
拝啓
晩夏の候、○○先生始め、みなさまお変わりございませんでしょうか。
△△が入院の際には、大変お世話になりました。
しかしながら、△△は家族に看取られ、霊界へ旅立ちました。
生前△△も○○先生始め、スタッフのみなさまに温かく接していただき大変感謝していました。
家族を代表して私□□が、厚く御礼申し上げます。
これからも、家族力を合わせて精いっぱい生きていきます。
○○先生やスタッフのみなさまの今後のご活躍とご健康を心からお祈りいたします。敬具
〇月〇日 氏名
死亡したとき医師への手紙は誰が書く?
本来なら、入院してお世話になった本人から感謝のお礼状を書くのが普通ですが、死亡してしまっているので本人が書くのは不可能です。
本人が死亡してしまった場合は、その家族が手紙を書くといいでしょう。旦那さんであれば妻、親であればその実子とより近い家族が書くのがいいと思います。
医師へのお礼状は書かないといけないの?
そもそも医師への手紙を義務のように感じている人もいますが、決して義務ではありません。
手紙を書く必要もなければ、それがマナーというわけでもありません。なので、医師への手紙を書かないからと言って、何も問題はありません。
ただ、家族として医師への感謝の気持ちを伝えたいという想いがある場合のみ、お礼状を書くといったぐらいでも大丈夫です。
まとめ
医師への手紙の例文を、死亡した場合に誰が書くのか、どのように書いたらいいのかまでご紹介してきました。
医師への手紙は決して義務やマナーではないので、感謝の気持ちを伝えたいという家族の意向があればお礼状を出しましょう。
医師や看護師も、感謝の手紙をもらえば嬉しいしこれからの励みにもなるはずです。
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