暖かくなるにつれて庭にはびこる雑草類、処理に困りますよね。
雑草処理には市販の除草剤がラクそうですが、小さな子供さんやペットがいる家庭では成分が気になって使いにくいのも事実。
そんな時、塩が除草剤代わりになる、と聞いたら否応なくまいてしまいますよね。
ところが、庭に塩をまくことで大きな被害になるケースもあるとか。
今回は庭に塩をまいてしまった場合に起こりうる事態や、リカバリーする方法を解説します。
庭に塩をまいたらどうなる?
塩をまいたら雑草が枯れた、なんて話をきいたこどがありませんか?
そんな簡単な方法で?と思われるかもしれませんが、実はそれ、事実なんです。
塩には水分を奪うと言う特徴があります。
そのため、本来は雑草にいくべきだった土壌の水分が塩によって奪われてしまい、早ければ1週間も経たずに枯れてしまうこともあるそうです。
つまり庭に塩をまいてしまったら、その土地にある草木は枯れてしまうのです。
庭に塩をまいたら起こる被害
塩はとても手軽な除草剤のように思えますが、実は大変な被害も生み出してしまいます。
まず、塩をまいた土壌では今後一切の草木が育ちません。
土壌に塩分が残るからです。
そして雨が降ってその塩分が流れ出してしまったら…
近所の方の土壌の質もかえることになってしまいますよね。
さらに塩害被害も起こります。
塩害被害は主に潮風が吹く海の近くで起こりやすいのですが、建設物や車の劣化などを引き起こすことです。
コンクリートの劣化も進めることになりますし、水道管や排水管など近隣との共有部分にも影響を及ぼしかねません。
雑草処理のため、といって安易に庭に塩をまことは絶対に避けましょう。
庭に塩をまいてしまった時の対処法
もし、何も知らずに庭に塩をまいてしまったのなら、すぐに石灰を購入して庭に蒔きましょう。
そして土とよく混ぜておきます。
そうすることで科学的に塩を除去することができます。
ただし、雨で流れだしてしまった分は時すでに遅しとなっています。
近所の敷地などに流れてしまっている場合は、正直に事情を話して対処してもらうようにしてくださいね。
まとめ
先日、ユーチューバーが除草のために庭に塩をまいて炎上したこともありました。
なぜなら除草剤として使う塩は周りに与える影響が多大で、かつ塩は自然の力では除去できないからです。
庭を除草する時は必ず今後の見通しを立てて、塩以外の材料を使って除草するようにしてくださいね。