2020年度より大学無償化がスタート。
大学無償化とは、高等教育の就学支援新制度の事です。
誰でもが大学が無償で通えるわけではありません。
対象となる学校は所定の大学、短期大学、専門学校、高等専門学校です。
対象世帯は住民税非課税世帯もしくは、それに準ずる世帯です。
世帯年収や家族構成に応じて支援額が決まるようです。
本人の成績と学習意欲も適用要件になります。
要件がクリアすれば、必ず申請した方がいいと思います。
では、高校在学中に大学無償化の申し込みを忘れた場合、いつから、どのようにすればよいのでしょうか。
調べたことをシェアします。
もし、申請を忘れてしまったら…
進路を突然変えて、申請忘れってことがあるかもしれません。
入学後 9月ごろに通っている学校が対象かどうか調べます。
申請は11月ごろに通っている学校に申請します。(学校によって異なります。)
承認されれば、支援開始は翌年4月か5月です。
ということなので、入学年度の入学金、授業料の支援は受けることができません。
支援を受けることができても、在学中に一定の要件が課されます。
その要件に満たない場合は、廃止や返還しなければならないこともあります。
学業成績が著しく不良、大学からの退学、停学を受けた者などの要件です。
学ぶための支援ですから、当然だと思いますが。
入学時から支援を受けるための、申請の流れは?
入学時から支援を受けようと思うと以下の流れになります。
高校3年生 5月ごろまでに進路や希望の学校の情報を調べておく
高校3年生 6月ごろまでに対象となるか、学校やJASSOの窓口に相談する
高校3年生 7月に学校から申請書類をもらって必要書類を提出
保護者の書類などそろえるために時間がかかるものもあります。
入学予定ほぼ一年前から、申請準備は必須です。
受験勉強も大変な時期ですが、申請忘れのないように申請締め切りは忘れないようにチェックした方がよさそうです。保護者の方々のサポートが必要かと思います。
どのぐらい支援してもらえるの?
住民税非課税世帯であれば国公立の大学なら、支援金で入学金と授業料をほぼ全額、私立の学校では、学校にもよりますが、約7割ほど支援してもらえます。
経済面で学びをあきらめざるを得ない学生にはありがたい制度だと思います。
住民税非課税に準ずる世帯も年収によって額は変わりますが、支援を受けることができます。
まとめ
入学金、入学年度から支援を受けるためには入学前の高校3年生になってすぐに、希望する学校は対象なのか、対象世帯なのか、支援を受けて学校に通うのかなどを決めて、動きださなければなりません。
早めの準備が必要です。学校ごとに申請の締め切りは違いますので、通っている学校に必ず確認しておくことが大切ですね。
申請を忘れてしまったら、入学後、入学した学校で申請可能です。
ですが、入学金、入学時の授業料は支援を受けられません。
アルバイトも社会勉強としては大事な体験ですが、
この制度を利用して、本当に学びたい学生がしっかり学問に専念できる環境を作ってほしいです。
そのためにも、申請を忘れず事前に準備を忘れずにしたいものです。
生徒自身が高校在学中に学校からの情報をもとに1人で準備するには大変です。
保護者、相談を受けた先生方からのサポートが必要ではないでしょうか。
高校生とはいえ、まだまだ社会に出ていない子供です。周りの大人が子供たちの夢を叶えるため、目を向けてほしいです
未来の星となる学生が、この制度を利用して、日本、世界の先頭に立ってほしいものです。