桜は庭に植えてはいけない木です。
桜はおめでたい席でも何かと見かけますし、何よりお花見が大好きな日本人。
「桜は庭に植えてはいけない」と言われてもピンと桜が来ないですよね。
どうしてダメなのでしょうか。
桜が庭に植えてはいけない木なのは他の植物が育たないから
桜は生命力が強く、どん欲に養分を求めて吸収する木です。
桜は庭の養分をあっという間に吸収してしまいます。
そのため、庭に植えている他の植物まで養分が行きわたらなくなり、育たなくなります。
庭に植えてはいけない木は育ち過ぎる
どん欲に養分を吸収し、どんどん育つため、日当たりが悪くなります。
また、根っこもどんどんのびるため、家の基礎、土台の部分まで影響することがあります。
土台の部分を桜の木の根っこが持ち上げてしまうということまであるそうです。
生い茂った葉が落ちると、落ち葉の片付けも大変です。
庭に植えてはいけない木は剪定できない
枝を切ると、そこが傷となって菌が入り、病気になって枯れてしまいます。
そのため桜は剪定が行いにくく、小さく育てるのは難しい木なのです。
庭に植えてはいけない木は虫がつく
桜の木には毛虫がよくいますし、害虫もつきます。
万が一、枝を切ったことで桜の木が腐ってくると、シロアリが発生することもあります。
近所迷惑となっては一大事です。
庭に桜の木は縁起が悪いという言い伝え
今でこそ桜はおめでたい席で使われ、良いイメージがあります。
ですが、以前は「縁起が悪い」という言い伝えがありました。
◆潔い散り方のイメージ
桜の花は長く持たず、咲いたらパッと散ってしまいます。
満開の桜と同じくらい、花吹雪のイメージがありますね。
パッと咲きサッと散る、というのが命のはかなさといった縁起の悪いイメージにつながったようです。
◆心がわりのイメージ
桜は散る前に花びらの色が薄くなります。
咲いても色あせる→心がわり、という良くないイメージになったようです。
◆死者のイメージ
桜が墓地に多く見られます。
そのため「桜の根元には死体がある」といった話になり、人骨を栄養にしている、死者の魂を吸い取っている、そのために美しい花を咲かせる、といった縁起が悪い言い伝えになったようです。
まとめ
お花見の頃の桜はとても美しく、庭に桜があったらどんなにいいだろうと思います。
ですが「庭に桜の木を植えると縁起が悪い」と言い伝えられた木です。
大きくなりすぎて住居に影響したり、剪定すると病気になってしまったり、虫がついたり、という実情が影響していたのかもしれません。
桜は植えるにはかなり勇気のいる木なのです。