安くて使い勝手のよいアルミ鍋。
毎日の食事の支度に、手軽に使っている方は多いことと思います。
そんなアルミ鍋が身体に悪い、アルツハイマーの原因になるという話を聞いたことはありませんか。
そんなことを聞くと、そう言えばアルミニウムって大丈夫なの?と心配になってしまいますね。
噂は飛び交っていますが、アルミニウムによる身体への影響や認知症との因果関係は、実際はよく分かっていないそうです。
調べたことをシェアしたいと思います。
アルミニウムの体への影響
アルミニウムの身体への影響については、長年にわたり、摂取量と病気との関連性が研究されてきました。
その中で、アルミニウムを大量に摂取すると、身体や中枢神経に影響が出るという説があります。
厚生労働省のホームページでは、ラットを用いた実験で、「アルミニウムを多量に投与したときに腎臓や膀胱への影響は握力の低下などが認められている」との記載があります。
ですが、アルミニウムが体内に摂取されても、代謝機能が正常に働いていれば、99%が体外に排出されるということです。
ただ、50年ほど前(1970年代)に、腎臓透析治療を受けていた方がアルミニウムを体外に排出することができず、脳に蓄積されてしまうということがありました。
因果関係は分かりませんが、その方には認知症が現れたということです。
実際、アルミニウムとアルツハイマー病の因果関係があるという説を唱える研究者がいます。
一方で、身体への影響の因果関係を否定する説もあり、はっきりと分からないというのが現状です。
アルミ鍋は危険だから使わない方がいいの?
ではアルミ鍋は危険で使わない方がいいのでしょうか。
アルミニウムが身体に悪影響を与えるという説があり、しかもアルツハイマーになるという話まで出たため、アルミ鍋は使わない方がいいという噂になったようです。
実際、海外ではアルミ鍋の流通を制限している国(ヨーロッパ)もあるということです。
ですが、調べたところ、アルミ鍋を日常生活の中で使う程度なら、アルミニウムを大量に摂取することはないという意見がほとんどでした。
ちなみに、アルミニウムは薬、食品添加物にも利用されています。
摂取してもほとんどが排出され、蓄積されることはないということなので、アルミ鍋を通常の利用の仕方で使用するなら、必要以上に心配することはなさそうです。

まとめ
アルミニウムを大量に摂取すると、身体や中枢神経に影響するという説はありますが、はっきりあるともないとも言えない、というのが今の状況です。
ただ、ほとんどが体外に排出されるということと、アルミ鍋を使用する程度なら大量に摂取するということにはならず、アルミ鍋の使用についてそれほど神経質にならなくてもよいようです。
とは言っても、アルミニウムは体に蓄積されていきます。
参考になる動画解説があったので載せておきます。
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