仕事や外出で日中は不在にしているから布団を干しても取り込めない。
ベランダが狭くて干すスペースがない。
住んでいるマンションやアパートが洗濯物をベランダで干すのを禁止している。
このような理由から、なかなか布団を干せないという一人暮らしの方は多いのではないでしょうか。
ベランダがなくて干せないからもういいや…と諦めてしまった方も、室内で布団を干す方法や布団の湿気を減らす方法がありますので、諦めないでください。
お金をかけずに布団を干す方法から、少しお高いですが布団をふかふかにしてくれる便利なアイテムまで紹介していきます。
布団を干さないとどうなるのか
そもそも布団を干さなければどうなるのでしょうか。
人は寝ている間、コップ1杯分約200mlの汗をかきます。そのだけの水分が毎日布団に吸い込まれます。干されずに水分を吸い続けた布団には湿気がたまり、やがてカビが生えます。布団にカビが生えると、アレルギー性鼻炎になったり、部屋が臭くなったりします。ひどい場合だと、布団の下のフローリングや畳にまでカビが生えます。賃貸だと、立ち退きの際に数万円の修繕費を請求されることもあります。
窓に布団をかけて干す方法
ベランダがない部屋では、窓に布団をかけて天日干しするという方法があります。布団が日光に当たるので、布団がふかふかになり、お日様の匂いもします。
窓に布団をかけて干す方法にはデメリットもあります。窓に布団を干していると、網戸を閉められないので虫が入ってきます。また、窓を開け放しているので、ご近所の目や騒音が気になるかもしれません。それから、そのまま干せば建物の外壁に触れる部分の布団が汚れてしまいます。
ただし、布団が汚れるというデメリットは布団干し袋を使えばなくなります。布団干し袋とは、中に布団が入る大きな黒い袋で、約1200円~2000円で購入できます。布団干し袋は太陽の熱を集めるので、中に入れた布団が暖められふかふかになります。また、ダニやカビは高温では死滅するので、布団干し袋を使えばダニやカビの駆除効果も期待できます。布団干し袋を使えば外壁の汚れだけではなく花粉、大気汚染、車の排気ガスなどから布団を守れます。布団干し袋は、ベランダや屋外で布団を干す方にもおすすめです。
室内で布団を干す方法
窓に布団をかけて干すのに抵抗があるという方は、室内で布団を干しましょう。天気のいい日に窓を開け、室内の風通しの良い場所に干すだけでも、布団の湿気は減らせます。布団を干す際は布団干しスタンドを使うと便利です。布団干しスタンドは布団を広げてかけられ、約2000円~3000円で購入できる商品です。
布団干しスタンドがないという方は、椅子をいくつか並べ、その上に布団を広げてください。椅子ではなく机や段ボールなどでも代用可能です。
ちなみに、雨上がりに窓を開けて布団を干すのは、布団が湿気てしまうのでやめておきましょう。雨と言えば、梅雨の時期は、雨の日が続いてなかなか窓を開けられませんよね。梅雨の時期こそカビが気になるのに、窓を開けて布団を干せないと困ってしまいます。そんなときには、エアコンの風が当たる場所に布団を干しましょう。エアコンの風が布団の湿気を飛ばしてくれます。このとき扇風機の風を当てるとさらに効果的です。
また、布団をたたんで直射日光の当たる窓際に置いておくだけでも、布団の湿気を減らせます。毎日違う面を日光に当てることで、布団がまんべんなく乾きます。
除湿シートやすのこを使う
敷布団の下に除湿シートを敷くと、除湿シートが布団の湿気を吸ってくれます。布団のカビ対策として除湿シートを使ってみてはいかがでしょうか。
また、敷布団の下にすのこを敷くことも、布団のカビ対策として有効です。敷布団と床の間に隙間ができることで、空気が通り、布団が湿気るのを防いでくれます。除湿シートやすのこを使っていても、週に1回は布団を干すことをおすすめします。
布団乾燥機を使う
お安くはありませんが、布団を乾かすには布団乾燥機が一番です。使い方は簡単で、掛け布団と敷布団の間に乾燥機のホースを入れ、スイッチを入れるだけです。重たい布団を運ばなくても、布団がふかふかになります。しかも布団乾燥機はダニやカビも駆除してくれます。さらに、寝る前にスイッチを入れておけば、寒い冬でも暖かい布団で眠れるという利点があります。
まとめ
いかがでしたか?
布団を干さないと、布団にカビが生え、ダニやカビなどによるアレルギー性鼻炎になったり、部屋が臭ったりします。
ベランダがなければ布団を窓に干す方法もあります。そのときは布団干し袋を使うことをおすすめします。
部屋で布団を干すだけでも布団の湿気は減らせます。布団干しスタンドで干してもいいですし、なければ椅子などでも代用可能です。
除湿シートやすのこで布団のカビ対策ができます。それらを使っていても週に1回は布団を干しましょう。
布団乾燥機はスイッチを入れるだけで、布団をふかふかにしてくれます。
布団を快適な状態にすれば、睡眠の質も向上するでしょう。ぜひいろんな方法で布団をお手入れしてみてください。
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