2015年の優勝以来、勝利から遠ざかっている渡邉彩香(わたなべ あやか)選手。ツアー屈指の飛ばし屋ながら持ち前の豪快なスイングはどこか空回り。
彼女の不調の理由はどこにあるんでしょうか?このままレギュラーツアーから消えていくなんて寂しい……!
データには渡邉彩香選手が勝てなくなってしまった原因が明らかに!
渡邉彩香選手選手のWikipedia風プロフィール
【名前】わたなべ あやか
【生年月日】1993年9月19日
【出身地】静岡県熱海市
【身長】172cm
【体重】65kg
【血液型】A型
【平均飛距離】
【得意クラブ】
【ベストスコア】
【出身校】埼玉栄高等学校
【プロテスト合格年】2012年(84期生)
【所属】大東建託
【契約】
クラブ:ブリヂストン
ボール:ブリヂストン
ウェア:デサント
【生涯獲得賞金】2億8657万3207円(歴代78位)
過去5年間の獲得賞金 | ||
2016年 | 6277万5681円 | 12位 |
2015年 | 1億86万6583円 | 6位 |
2014年 | 7236万7610円 | 11位 |
2013年 | 2074万8000円 | 46位 |
2012年 | 38万4000円 | 146位 |
【異変】不調はいつから?勝てない日々が募っていく……!
2015年の賞金ランキングでは6位に輝き、注目の若手プロとしてリオ五輪も期待されていた渡邉彩香選手。
五輪出場の条件である世界ランキング上位2人に惜しくも届かず、涙の落選。けれど、五輪の未練を断ち切り、未勝利ながら2016年は賞金ランキングは12位と奮闘しました。
ところが彼女の異変は2016年8月の「NEC軽井沢72」から。それまで1度も予選落ちがなかったのですが、それ以降はシーズン終了までの14試合中5度の予選落ち。トップ10に入ったのは1度だけでした。
その悪い流れを引きずったまま迎えた2017年。5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディースオープン」で4位になって以来、トップ10入りを果たしていません。どうした渡邉彩香……?
【追求】不調の理由は?データに明確に表れた原因!
渡邉彩香選手の2017年10月22日終了時点までのデータと過去のデータを比較してみました。とくに注目したいのが「パーオン率」と「パーセーブ率」。
2015年 | 2016年 | 2017年 | |
平均ストローク | 71.4268 | 72.0016 | 72.8948 |
パーオン率 | 69.2185 | 68.7430 | 64.1082 |
平均パット数 | 1.7968 | 1.7998 | 1.8183 |
パーセーブ率 | 84.9548 | 83.2772 | 79.6784 |
リカバリー率 | 59.2401 | 57.9892 | 54.3788 |
パーオン率とは規定打数(パー)よりも2打以上少ない打数でグリーンに乗せることを指します。パー5なら3打以下、パー4なら2打以下、パー3なら1打です。
パーセーブ率はパー以下(バーディやイーグルも含めて)のスコアが取れる確率です。
ゴルフでスコアを伸ばすには、いかにボギーを出さずにパーでホールを終えるかが重要。なぜならボギー(+1打)を挽回するためにはバーディ(-1打)が必要だからです。
今季の彼女は明らかにパーオン率が低く、ショットが乱れていることがわかります。必然的にパット数も増えて、スコアが伸びません。
女子ツアーではイーブンパー(合計打数が規定打数と同じ)でホールアウトしても30位前後くらいですからね。いかにパーで粘ってバーディを狙えるかが勝利に結びつきます。
【克服】渡邉彩香選手が復活するためには?
渡邉彩香選手自身も「不調」だということは認識しているようです。
「好不調の波は誰にでもあること。こういう時期をいかに乗り越えていくかが今後の課題だと思っています。近いうちにまた優勝してみせます!」
彼女の場合、根本的にスイングがダメになったわけではなく、本来のスイングよりもちょっとした体の向き、切り返しのタイミング、腕の振りがズレているように感じます。
本来のスイングを取り戻すためには勝ち急ぐよりもまずは目の前の1打に集中。スコアが崩れそうになったときこそ粘り強くパーを拾っていって欲しい。シーズンも終盤戦。復調の兆しを何か掴んでシーズンを終えたいですね。
コメント
はじめまして 大野といいます 綾香さん飛ばしすぎですよ 私の師匠に教わったことですが 10ヤード先のラフよりは10ヤード手前のヘェアウエイがいいと教わりました
ミシェルウイが男性プロツアーで一緒に周り一時壊れたような気がします
葭葉ルミも最近よくないですね 頑張ってください