日頃、生活をする上でお世話になることが多い天気予報。
天気における様々な言葉の中で『降水量』はよく聞くことが多いと思いますし、洗濯や外出の基準にする人も多いでしょう。
降水量とは、降った雨がどこにも流れずにそのまま溜まった場合の水の深さのことです。
テレビなどで報道される1時間の降水量というのは、分かりやすく説明をすると、1平方メートルの容器に降った雨が何ミリの深さになったかということです。
しかし、実際に生活をしている上で何ミリの降水量だとどれくらいの備えがいるか、どれくらい濡れてしまうかということになると、少しピンと来ないのではないでしょうか?
ここでは、何ミリの降水量がどれくらいかの目安になるのかということをお話ししたいと思います。
降水量1mmどれくらい?
1時間で水の深さが1ミリになる強さの雨は、一般的には「傘がなくてもギリ我慢ができるかな?」くらいの量でしょう。
個人差はあるかと思いますが、傘を忘れても出先でビニール傘を買う必要はない程度の雨ですね。
屋外のスポーツも何とかできるレベルです。
降水量2mmどれくらい?
「傘がないとちょっと無理!」なくらいしっかり降っている雨の量ということになります。
シトシト雨よりしっかり降っている雨ですね。
もし雨具を忘れたらコンビニなどで買わないといけないでしょう。
屋外のスポーツもいよいよ難しくなってきます。
ここで1ミリと2ミリの降水量で大きな違いがあることがわかります。
では、2ミリ以上になるとどうなるでしょう・・・
降水量3ミリどれくらい?
雨量も多くなってきて、舗装がされていない道路などではそろそろ水たまりができてくる頃です。
水たまりができてくると靴も普段ばきの靴からレインブーツに履き替えたくなりますね。
降水量10ミリどれくらい?
所謂ザーザー土砂降りの雨です。舗装されたアスファルトでも水たまりができる強さの雨です。傘をさしていても地面からの跳ね返りで濡れることもあります。雨の音で話し声が聞こえにくくなります。できるだけ外出を控えた方がよいレベルですね。
降水量20mm以上になると・・
大雨注意報や警報が出る程度の雨です。
車を運転していてもワイパーが役に立たなくなり、できれば運転をやめて小降りになるまでその場で待機した方がよいかもしれません。
よく表現される『バケツをひっくり返したような雨』もこのあたりの降水量です。
ここ数年聞かれるようになった記録的短期間大雨情報が発出されるような大雨になると10分間で数十ミリの降水量になる可能性もあります。
1時間に100ミリを超えると、水害の危険も出てきます。
終わりに・・
普段、1日の予定を立てるのにかなり重要視している人も多い天気予報とその日の降水量。
何となくで降水量を基準にしていたのを少し掘り下げてみると、その日に必要な持ち物や1日の行程をより確かなものにできるかもしれません。
また、今ではスマホで雨雲レーダーを確認できるアプリやサイトもあります。
雨雲の動きも参考にしてみると、またよい方法かと思います。
その日の天気が少し怪しいようでしたら、持ち物の中に折り畳みの傘を入れておくと急な雨に焦ることも少なくなるでしょう。
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